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[No.046: 甘いものを食べるコツ]

 年末年始にはごちそうを食べるが、なかでも、甘いものやデザート類をいつもより口にする機会が多くなる。甘いものは、ダイエットの敵と見られがちだが、脳のエネルギー源は糖分からつくられるブドウ糖のみなので、とても重要はものだ。

 ブドウ糖は1時間に5gのハイペースで脳で消費されるが、これは身体全体のエネルギー消費の5分の1にあたる。受験生など頭を使う場合には甘いものを補給するのが効果的。

 最近はダイエットといって甘いものを極端に抜く人もいるが、ブドウ糖不足は、低血糖で元気がでずフラフラになったり、イライラや集中力低下を招く。糖分を適度に補給することは大切だが、食べ過ぎは太る元なので要注意。

 甘いものを食べて太らないようにするポイントは、2つある。
 1つは、食後3時間あけること。食べたものが消化されると血糖値が上昇し、インシュリンが分泌され、糖は効率よくエネルギーに替わる。食後すぐにデザートとして甘いものを食べると、食事で血糖値が上昇したところに、デザート分の血糖もプラスされ、血糖が余ってしまい、それが体脂肪となってしまうのだ。そのため、食事の血糖がエネルギーとして消費され、血糖値が下がる約3時間後にデザートを食べれば、余分な血糖はできないため、太りにくくなる。

 もう1つのポイントは、カロリーが多すぎないものを選ぶこと。例えば、イチゴのショートケーキ100gのカロリーは344kcalだが、1個の重さは200〜300gほどあるため、カロリーも多め。

 同じお菓子でも洋菓子より和菓子のほうが低カロリーなものが多いのでおすすめ。和菓子によく使われるあんこの材料である小豆は、ビタミンや食物繊維も多く身体にもよい。一方、洋菓子は乳脂肪を多く含んだ生クリームやバターなどの素材を多く使うため、脂肪分も多め。糖分と脂肪分を同時に摂ると太りやすくなる原因になる。

 デザートのなかで一番のおすすめはフルーツ。フルーツはとてもカロリーが低く、そのうえビタミンなど栄養は豊富。ただし、缶詰はシロップに糖分が多く含まれているので、生で食べるのがおすすめです。

 いくら太るからといって甘い物を食べないのは淋しい。食べるタイミングやカロリーを低めのものを上手に選んで、甘い物を楽しみたい。

☆代表的なデザートのカロリーはこちらをご覧ください。
「デザートのカロリー」

---2002.12.31 (c) Mica Okamoto ---

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