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病気になってしまう前にストレスが原因であることに気づき、取り除いてしまえば、健康な状態にすぐにもどすことはできるでしょう。
では、どのようにして、ストレスを取り除けばいいのでしょうか。
ストレスがたまっている状況にいるとき「あのとき、ああすればよかった」「あの人のせいで....」と過去のことを思っていても根本的な解決にはなりません。「これからどのようにすればいいのか」ということを中心に、現在の自分に焦点をあて自分自身を改めて見直し、ストレスをためない方法を身につけることが大切です。
1. ストレスの原因を探る
ストレスの原因は、自分ではわかっているつもりでも、意外に把握できていないことも多いもの。でも、自分の力だけではどうしようもないとあきらめていることが少なくありません。
2. 問題点に気づき、認める
「こうあるべきなのに....」といった理想はまず横におき、「自分がどう感じているか」を把握しましょう。ただ「納得がいかない」というのではなく、「なぜそう思うのか」を考えてみましょう。その理由は常識的でなかったり、子どもっぽかったりするかもしれませんが、自分をごまかしたり言い訳をせず、それが自分の本心だということを素直に受け止めることが大切です。
ある程度原因がわかれば、ストレスを取り除くための具体的な作戦がたてられます。嫌だと思っていても、何もいわなければストレスはたまる一方ですが、人に話したりすることなどで、具体的な問題点に気づくこともあります。問題点が把握できれば、割り切ることもできるかもしれません。自分が今までどんなことで悩んでいたか、気づいていなかった知らない自分を発見するかもしれません。
3. セルフコントロール 自分の性格とうまくつきあうための自己調整法です。まず、体の変調を見逃さず、早めに生活習慣などを整えることが大切です。
また、心の面では、好き嫌いや考え方の癖は誰にでもあります。感情を抑えたり、やりたい行動を我慢せずに、自然な感情を表すことが大切です。いいたいことを一言発するだけで、気分が晴れることもあります。自分自身の思考のクセや性格を自分で認め、ストレスになりうる事態に直面したときに、うまく切り抜ける対処法を見い出すことです。問題に正面から本音で向き合い、ほんの少しの努力をすることで、心身をよりよい状態にコントロールする方法を身につけましょう。
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