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【早食いは太る元】


 体脂肪とは、摂取したエネルギーがきちんんと消費されないために蓄積される余分な脂肪。体内の需要と供給のバランスがとれていれば、体脂肪にはなりません。

 そこで、ダイエットというと、食事の量を極端に減らしたり、同じものだけ食べる人がいます。しかし、その方法だと、栄養バランスが崩れ、体を壊してしまったり、リバウンドしたりで、結果的には効果は期待できません。今までたまった体脂肪を急に減らすことなんてできません。

 本当にダイエットを成功させるためには、運動などで余分な脂肪を使い切る努力と、余計なものは摂らないようにバランスよく食べることが大切です。

 今までの食事でなぜ太ってしまったか、食習慣のチェックがポイント!毎日の食習慣で体脂肪をためない努力をするのが効果的です。

「早食い」や「よく噛まない」のは食べ過ぎを招く

 ガムを噛んでから食事をすると、食事量を減らせるというデータがあります。つまり、よく噛むことで、満腹感を得られるのです。

 食べ物を咀嚼すると、脳の視床下部の満腹中枢に「今食べてますよ〜」という信号が伝わりますが、伝わるまで20分ほどかかります。ですから、よく噛まずに飲み込んでいると、信号が到達できずに、必要以上に食べ過ぎてしまうわけです。

 また、早食いも禁物!早食いが肥満の元であることを証明するこんなデータがあります。

 2000年4月に都内で働く20〜50代の男女340人を対象にライオン歯科衛生研究所と東京歯科大学社会歯科学研究所が共同で調査した結果によると、太り気味の程度を表す肥満度指数が24(肥満傾向)を超えた人は、食べるのが「遅い」と答えた人では9.8%だったのに対し、「早い」と答えた人はなんと43%。「あまり噛まない」人は50%が肥満傾向、「よく噛む」人の肥満傾向は13.7%と大きく差がありました。

 脳の満腹中枢は血糖値の上昇で刺激を受けるため、あまり早く食べると血糖値の上昇が伝わる前に食べ過ぎてしまうのです。ゆっくり食べると、血糖値やインスリン値が上昇し、視床下部に「満腹」という信号が伝わるため、食べ過ぎを防げるのです。

「20〜30回以上噛んで食べる」「20〜30分以上かけてゆっくり食事する」を守るだけでも、効果は全く違います。料理をひと皿に盛らずに、皿に小分けにして、味わって食べるだけでも随分違うものです。

 また、夕食はできるだけ8時ごろまでに摂りましょう。残業で9時や10時に帰宅して、空腹のせいで一気食いをし、そのまま寝てしまうと、食べた物がすべて体脂肪となってしまいます。気をつけて!

咀嚼にはさまざまなメリットがあります。
【Pick Up New No.005: しっかり噛んで健康に】を参考にしてください。

---2001.10.31 (c) Mica Okamoto ---


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