寒さに伴い、空気も乾燥してきました。そして、同時に肌の乾燥もそろそろ気になる季節ですね。
秋から冬にかけて、肌が乾燥しやすいのは、外気が乾燥しているため。それに寒さが加わると、皮膚の表面の皮脂の分泌量が減り、さらに皮膚の水分量も減ってしまいます。こうして寒くなってくると、肌は張りを失い、カサカサしてくるわけです。
肌を乾燥から守るためは、クリームをこまめに塗ったり、肌に潤いを与える入浴剤を入れたお風呂に入るなど、いろいろな方法がありますが、ここでは身体の中から肌の乾燥を防ぐ方法をご紹介します。
肌の乾燥を防ぐのに、もっとも適した栄養素はビタミンAです。ビタミンAは、新陳代謝を活発にし、肌の乾燥や角化を予防する働きがあります。また、粘膜の潤いを保つ作用もあるため、目や唇の乾燥予防にも効果的です。
ビタミンAは、目を酷使する人に不足しやすいビタミンなのでパソコンユーザーの方は、とくに十分な補給が必要です。
多く含まれる食品はウナギやレバー。また、体内でビタミンAに変わるカロチンは、ほうれん草、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
野菜やレバーがあまり好きでない方や、忙しい方、毎年ひどい肌の乾燥に悩まれている方には、サプリメントでのビタミンA(またはカロチン)補給がおすすめです。寒さが本番になる前の、今の時期から予防的に摂取されるといいでしょう。
これから、どんどん寒くなり暖房を利用する機会も増えてきます。とくに最近は、暖房器具としてエアコンを利用される方が多いようですが、エアコンは必要以上に部屋の湿度を下げ、肌も乾燥させますのでご注意ください。
---2001.10.27 (c) by Mari Wakasugi ---
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