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快適サプリメント生活
【第37回 喫煙者の歯周病には歯磨き+ビタミンC】

 歯周病とは、歯に歯垢や歯石がたまり、歯茎が腫れて炎症を起こす歯の病気のこと。中高年の半数はかかると言われるポピュラーな病気です。定期的に歯医者に通っていない限り、自分ではなかなか気づきにくいものですが、口臭が強くなったり、歯磨きや固い物を食べた時に歯茎からが血が出たりしたら要注意!あなたは歯周病かもしれません。

 歯周病は、放っておくと危険!虫歯でなくても歯がガタガタになり、最終的に抜けてしまうこともあります。また、歯だけでなく、歯周病の人は動脈硬化や心臓病、糖尿病、早産などに陥りやすいという報告もあります。

 最近の研究で、歯周病は、タバコを吸う人に特に多いことがわかりました。歯周病菌は、歯と歯茎の隙間にある歯周ポケットで繁殖し、とくに酸素が少ない所では多く繁殖する性質をもっています。タバコを吸う人は、この歯周ポケットに酸素が少ないため歯周病菌が繁殖しやすく、その結果、タバコを吸わない人よりも歯周病にかかりやすくなります。

 喫煙者の歯周ポケットに酸素が少ないのは、タバコに含まれる一酸化炭素が原因です。一酸化炭素は、血液中でヘモグロビンとくっつく性質があります。ヘモグロビンは本来、酸素を取り込み身体のすみずみまで運ぶ働きがありますが、一酸化炭素が邪魔をすると酸素を取り込むことができなくなります。このため、歯周ポケットまで酸素が運ばれなくなるわけです。

 また、喫煙者は、歯周病にかかると進行が早く、治療にも時間がかかります。これは、タバコに含まれるニコチンの作用で歯茎の組織が傷つけられたり、免疫力が低下してしまっているためです。

 こんなタバコの悪影響を緩和してくれるのが、ビタミンCです。ビタミンCは喫煙により低下した免疫力を回復し、歯周病菌の活躍を抑えてくれます。喫煙により体内のビタミンCは、どんどんなくなってしまうので、サプリメントで摂取するのが効率的でしょう。

 このようにタバコを吸う人の歯周病の予防にビタミンCは有効ですが、歯の病気の予防の基本はなんといっても歯磨きです。理想は1日3回、食後3分以内に歯磨きをすること。できれば寝る前に、歯磨き粉をつけずに30分くらい、歯と歯茎の間をマッサージするような感じで、軽いブラッシングを続けるといいでしょう。こすりすぎは禁物です!

---2000.9.23 (c) 2000 by Mari Wakasugi ---


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