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快適サプリメント生活
【第34回 高脂血症対策はビタミンEとCと食物繊維で!】

 最近、高脂血症の人が増えており、厚生省の統計によると、日本全国で約2000万人いるといわれています。これは、食生活が欧米化し脂肪や糖分を多くとるようになったことと、運動量が減ったことが主な原因です。

■高脂血症とは? 

 高脂血症という言葉を聞いたことがありますか?
高脂血症とは、血液中の脂肪の値が高い状態のことをいいます。血液中には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸という4種類の脂肪がありますが、これらの脂肪は必要以上に存在すると、身体によくありません。特に、コレステロールと中性脂肪が多過ぎると動脈硬化の原因になり、放っておくと狭心症や心筋梗塞、脳卒中などになる恐れがあります。

■あなたの血液には、脂肪がいっぱい?

 高脂血症かどうかは、血液検査でわかります。検査の結果、血液中に中性脂肪やコレステロールの値が標準値よりも多く存在すれば高脂血症です。

 しかし、高脂血症だからといって絶望的になることはありません。なぜなら、血液中の脂肪は、早いうちなら皮下脂肪よりも取り除きやすいからです。でも放っておくと、血管の内壁に脂肪がくっつき、たちまち動脈硬化へのリスクが高まります。高脂血症の人は、今日からでも対策に取り組みましょう。

■高脂血症の予防と対策

 控えたいのものは、コレステロールの多い食品(魚の卵、レバー、うなぎ、鶏卵など)、甘い物、アルコール、肉類などです。また、食べ過ぎも血中脂肪を増やすので気をつけましょう。

 充分にとる必要があるのは、ビタミンEとC、それに食物繊維です。コレステロ−ル値が高くても、動脈硬化にならない人もいますが、これは単純にコレステロールが増えるのが問題ではなく、コレステロールが酸化されて変性することが動脈硬化の引き金になることがわかってきました。

 酸化を防ぐには、抗酸化ビタミンであるビタミンC、ビタミンEを摂ることが重要です。特に、ビタミンEは脂溶性であるため、血管内の脂肪層のなかにつまるコレステロールに働きかけ、脂質の酸化を止めるには効果的に働きます。また、ビタミンCは抗酸化作用を発揮して、壊れたEを元の姿に戻す働きがあります。

 食物繊維には、コレステロールを材料にして作られる胆汁酸を減少させる働きがあります。このため、新しい胆汁酸がコレステロールを材料にどんどん作られ、その結果コレステロールが低下します。また、食物繊維には、コレステロールを包み込んで、体外に排出させる働きがあります。

 ビタミンEとC、食物繊維が両方含まれる食品は野菜です。このため、野菜料理を毎食たっぷりとるのが理想的。でも、外食がちの人や多忙な人は、毎食野菜料理をとるのはとても大変。そんな方におすすめなのは、ビタミンE、Cと食物繊維のサプリメントです。サプリメントなら、これらの栄養素を手軽に摂取できます。

 さらに、通勤や通学、買い物の時は、速歩や軽いジョギングで移動する、エスカレーター等を使わないなど、日常生活で身体を積極的に動かしてみましょう。血液中の脂肪に加え、皮下脂肪も少しずつ落ちてきますよ。

---2000.9.2 (c) 2000 by Mari Wakasugi ---


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