梅雨の季節はうっとうしく、気分も晴れず、なんとなく憂鬱ですね。しかし、梅雨があるからこそ、お米ができ、おいしいご飯が食べられて、四季折々のいろいろな農作物ができるのです。そういった意味では、梅雨に感謝しなければなりませんね。 　とはいえ毎日毎日雨続きだと、どこへ行くのもおっくうになり、ついつい部屋でゴロゴロしがちです。たまにゴロゴロするのも大事ですが、ゴロゴロが続くと怠け癖がついて、無気力状態になりがちなのでお気をつけください。 　こんな時期は、思いきって傘やレインコートにお金をかけ、雨でも外出が楽しくなるような工夫をするのもいいですね。また、あえて外へ出なくても、普段なかなか読めない本を読んでみたり、たまっている写真の整理をしてみたり、疎遠の知人に手紙を書いてみたり、時間をかけて料理を作ってみたり、など自分なりに梅雨を楽しむ工夫をされるといいでしょう。 　また、ジメジメ気分を一新させ気分をもっとすっきりさせたいという人におすすめなのは、カバカバというハーブのサプリメントです。 　カバカバは、コショウ科の植物でブラックペッパーの仲間です。3000年以上も前からポリネシアで飲用され続けている非常に歴史の古いハーブで、キャプテンクックにより発見されたと言われています。 　このカバカバに含まれるカバラクトンという成分にリラックス効果があります。頭をすっきりさせたり、お酒を飲んだ時のような気分の高揚感が得られ、晴れやかな気持ちになることができます。一般のうつ治療薬のように興奮しすぎてしまう傾向もなく、むしろ愉快でおだやかな気分になれるといいます。このため、不安や悩みなどをかかえていて眠れない時などにも効果があり、短時間で深い眠りにつくこともできます。 　ドイツでは「神経性不安、ストレス」などの不安の治療薬として使われています。副作用や習慣性はありませんが、妊娠授乳中の方や他に薬を飲んでいる方が使用される場合は医師にご相談された方がいいでしょう。 　アメリカでは、お酒を飲めない人が、お酒の席で酔った気分を味わうために、カバカバを利用する人もいるとか・・・天然のハーブでそんな楽しい気分に浸れるのなら梅雨の時期の憂鬱もなんのその、ですね。 ---2000.6.24　(c) 2000 by Mari Wakasugi ---