花粉症の季節到来ですね。皆さんは、木から花粉が飛ぶ様子を見たことありますか？私は先日テレビで見ましたが、まるで吹雪のように大量の花粉が飛び、画面を見ているだけでくしゃみが出そうでした。（私は花粉症ではありませんが）今年は例年になく花粉の量が多いそうです。そこで今週は花粉症対策について考えてみたいと思います。 　花粉症とは、スギなどの花粉によって起こるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のショボつきやかゆみなどのアレルギー症状のこと。これらのアレルギー症状は、花粉という異物が体内に大量に侵入してくる刺激によって、普段細胞の中に潜んでいるヒスタミンが目や鼻に放出されることによって引き起こされます。細胞から出て、自由の身になったヒスタミンは大ハッスルし、くしゃみや目のショボつきを引きを起こすというわけです。 　花粉症対策には３つのポイントがあります。 　ひとつは花粉に触れないようにすること。花粉の多い日（風の強いよく晴れた日）の外出にはマスクや眼鏡をしたり、花粉がつきにくい表面の滑らかな服を着るなどの工夫をするとよいでしょう。また、洗濯物や布団は取り込むときによくはたく癖をつけることも重要です。 　ふたつ目は花粉をできるだけ除去するようにすること。外から帰ったら玄関に入る前に服や髪や顔、手についた花粉をよく払い、室内に入ったらまず最初に手を洗いうがいをすること。これで身体に付着した花粉がかなりとれます。 　三つ目は花粉に負けない身体をつくること。そのためには、花粉症の予防や改善にいい栄養素をとるのが一番です。まずは、ビタミンＡ。ビタミンＡは、粘膜を正常に保つ働きがあります。このため、ビタミンＡを十分に摂っていれば、花粉が鼻から入ってきてもスムーズに排泄されて、体内に花粉が入り込むのを阻止することができます。また、ビタミンＣは、ヒスタミンの放出を防ぐ働きがあります。さらに放出されたヒスタミンが、アレルギー症状を起さないうちに分解する働きをもつのがビタミンＢ６。これらのビタミンを毎日しっかり摂ることが大事です。そこでおすすめなのは、これら３種類のビタミンがすべて含まれるマルチビタミンのサプリメント！これなら、ビタミンＡはレバーから、ビタミンＣはレモンからなどどあれこれ考えなくてもすみますね。 　「私は花粉症じゃないから大丈夫！」などと思っているあなた、油断大敵です。花粉症は今まで何ともなかった人に突然襲いかかってくることもあるのです。昨年まで大丈夫だった人も、花粉の飛ぶ量が多い今年は、もしかしたらかかってしまうかもそうならないためにも予防を徹底的に行いましょう。 ---2000.2.19　(c) 2000 by Mari Wakasugi ---