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[No.104:白髪を防ぐには]


 年をとるにつれて増えてくる白髪。最近は20代で白髪が目立つ人もいます。一般的に白髪が出始めるのは男性で30歳以降、女性は35歳以降。実際に目立ち始めるのは40歳過ぎてからです。白髪の増加は遺伝要素も強いといわれます。

 ストレスが多くたまる、栄養のバランスが崩れるのも、白髪の原因です。ストレスを減らし、栄養状態を改善するだけで白髪が減ることもあります。

 では、なぜ白髪ができるのでしょうか?
髪は毛根の最も下にある毛乳頭で作られます。その毛乳頭の周りにある毛母細胞のなかにあるメラノサイトという細胞が、髪の色をつくるメラニン色素を分泌して髪の色が決められます。このメラノサイトの働きが弱まると、メラニン色素を分泌しなくなり白髪になります。白髪を予防するには、メラノサイトの活動を活発にすることが大切です。

 髪の健康に欠かせないのは、たんぱく質、亜鉛、銅、ビタミンA、C、B群ですが、ミネラルバランスが崩れると、毛乳頭の働きが悪くなるため、亜鉛と銅は白髪予防に深く関わりがあります。

 亜鉛は、牡蛎、玄米、そば粉、ゴマ、アーモンド、小魚、海藻、緑茶などに豊富に含まれています。銅は、メラニン色素を合成するのに欠かせないため、不足すると髪の毛の色が薄くなったり、抜け毛にもつながります。銅は、牡蛎、エビ、ほたるいか、牛レバー、アボカド、アーモンド、大豆などに豊富です。

 昔から白髪予防には、ゴマ、海草がいいといわれます。ゴマはカルシウム、鉄などのミネラルが豊富で、ビタミンB1、B2も含みます。ビタミンEも多く、血行がよくなり、毛髪に栄養が行き渡り、髪にもつやが出て、白髪防止につながります。また、海草に含まれるケルプも髪によいといわれます。漁師町には白髪が少ないことから、魚介類のDHAの効果も注目されています。

 受験やストレスの多い環境で、急に白髪が増えることもあります。ストレスで円形脱毛症や抜け毛が増えることもあるため、日常のストレス解消も大切です。また、過度なダイエットはストレスにもなり栄養バランスが崩れる元です。

 穀類や魚介類に白髪予防にいい成分が多いため、和食のメニューをきちんと食べる生活を心がけることが髪の健康にも役立ちます。食生活が不規則で亜鉛や銅など不足している場合は、サプリメントを利用するのもよいでしょう。

---2002.5.4 (c) Mica Okamoto ---

 

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