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[No.044:水をたくさん飲もう!]


 健康のためには水をたくさん飲むといいといわれます。なぜ必要なのか、ど れくらいの量を飲めばいいのかは、なかなか知られていないようです。

■体内で重要な働きをする水分

 人間の体の主成分は水分で、新生児では体重の75%、成人では約65%を占め ています。人体の水分の3分の2は細胞内に存在し、残り3分の1は細胞外や 血液に含まれています。

 体内の水分は、生命を維持するための大きな役割を担っています。汗は体温 調節機能を持ち、尿は老廃物を体外へ出します。発熱した際に汗が上手く出な ければ体温が上がりすぎ熱中症になってしまいますし、尿がきちんと出なけれ ば、尿毒症になってしまいます。

 また、血液中の水分が減ると血液がドロドロになり、血栓を作りやすく、脳 梗塞や心筋梗塞を起こす危険性が高まります。

 血液を濃くする原因は水分不足のほか、老化も関係しています。年をとると 体内の水分量は減り、高齢者だと60%以下になるため、皮膚はシワが多くなり、 血栓もできやすくなります。

 また、ストレスが増えると血液が濃くなる「ストレス多血症」も注目されて います。ストレスが溜まりすぎると、交感神経の緊張が続き、血管にも影響を 与えて血がドロドロになり、血栓ができてしまう症状です。40代、50代くらい で脳梗塞や心筋梗塞になる人は、ストレス多血症の場合が少なくありません。

■水は飲めば飲むほどいい

 では、どれくらい飲めばいいのでしょうか?1日に約2.5リットル飲めば、 大体収支のバランスがとれるといわれています。

 しかし、大人の場合、尿で約1.5リットル、呼吸で0.5リットル、便で0.1リッ トル、汗など皮膚から約0.9リットル蒸発しているため、1日に排泄される水 分は、ざっと3リットル。それに運動や気温によって汗をかいたりするので、 本当はもっと多くの水分を必要としています。

 人間は寝ている間でも水分は体外に出ていきます。高齢者でトイレが近くな るからと寝る前に水分をとらない人がいますが、それは逆効果。就寝中に、血 が濃くなるため、就寝前には水を飲んだほうがいいでしょう。

 水の大きなメリットの1つとしては、ダイオキシンなどの有毒物質も流して くれること。水はダイオキシンのような脂溶性の有毒物質をアルブミンのよう なタンパク質と結合することで水溶性になり、体外へ排泄することがわかって います。また、水を飲めば飲むほど、腎結石や膀胱ガンのリスクが下がるとい う研究データもあります。

 腎不全や心臓病の場合は水分は制限されますが、それ以外の人なら2.5リッ トルといわず、できるだけ多く飲んだほうが、健康になれることでしょう。手 軽で確実な水健康法にトライしてみてはいかがでしょうか?

※水についての情報、コチラもご覧ください。おいしい水

---2000.11.11 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

 

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