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[No.029 : 秋の夜長にはルテイン!]


 秋分の日も過ぎ、これからはどんどん日暮れが早くなりますね。夜が長く過ごしやすいこの時期は、読書、勉強、パソコンなどにじっくり取り組むのに適した季節です。しかし同時に、目を酷使する時期でもあります。そんな今の季節にぴったりなのがルテインという栄養素です。

ルテインとは?

 ルテインとは、透明がかった黄い色素のことです。カロチノイド(食品に含まれる赤、黄、オレンジなどの色素の総称。ルテインの他、カロチン、リコピンなどがある)の一種で、野菜や果物などに含まれています。体内では作られないため、食べ物から摂取する必要があります。

ルテインの主な効用

 ルテインは、他のカロチノイドと同様に抗酸化作用があります。ルテインの大きな特徴は、目の網膜内に存在するということです。

 体内に存在する抗酸化作用をもつカロチノイドの中で、ルテインとゼアキサンチンの2種類だけが、網膜内に存在しています。またルテインは、体内で必要に応じてゼアキサンチンに変換されます。このためルテインは、目の酸化を防ぐために欠かせない成分です。

 ルテインは、目の網膜の中心部にある黄班部というところに存在してます。黄班部は、網膜が映像を映し出す時に中心的な働きをし正常な視力をもたらす大事な部分で、酸化されやすいデリケートところです。

  近年、テレビやパソコンを利用する機会が増えて目を酷使するようになりました。また、脂質の多い食べ物の摂取量の増加、アルコールの多飲、喫煙などの影響で体内に活性酸素が非常に増えやすい状態にあります。このため、現代人の目は非常に酸化されやすく、それに伴い目の病気や障害にかかる人が増えています。

 ルテインは、4大眼病といわれる、白内障、緑内障、黄班変性症、糖尿病網膜炎をはじめ、老眼、眼精疲労、飛蚊症、仮性近視など様々な目の障害の改善に役立ちます。

ルテインの摂取方法

 ルテインは野菜の中でも特にほうれん草などの青菜、ブロッコリー、インゲン豆、キャベツなどに多く含まれています。

 熱には比較的強いため、茹でる、炒める、煮る、スープにする、汁物の具にする、など、料理法を工夫して、青菜や上記の野菜をたくさん摂取するようにしましょう。

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  ルテインは、目にいいことに加え、紫外線の害をすみやかに修復する働きもあります。このため夏の日焼けによる疲れた肌の回復にも効果を発揮してくれます。この時期に、まさにぴったりの栄養素です。

---2002.10.5 (c) Mari Wakasugi ---

 

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