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[No.013:カフェインの効用]


 仕事や家事の疲れをいやすティータイム。そしてこのティータイムに欠かせないのが、コーヒー、紅茶、緑茶といったカフェインの入った飲み物です。

 カフェインというと、一時期、胃を荒らす、中毒性がある、などと言われ、よくないイメージを持たれている方も多いようです。しかしそれは間違った摂取方法の場合にのみ起きることで、健康体の人が正しいとり方をすれば、カフェインは身体にとって有効に働きます。

■カフェインとは?

 コーヒー豆、茶葉、カカオ豆などの植物に含まれる苦みを持った天然成分のこと。現在では、その味や効能が評価され、数多くの食品や飲料に添加されて います。

■カフェインの代表的な働き

    中枢神経刺激作用
     中枢神経が興奮することによって、脳を目覚めさせ疲労を回復させる働きがあります。このため作業効率がアップしたり、気分転換や頭痛にも効果を発揮します。

    強心作用
     心臓に刺激を与え、機能をよくします。持久力もつきます。

    利尿作用
     摂取後3〜5時間は、腎臓を刺激し尿の排泄を促します。

    消化促進作用
     胃酸の分泌をよくし胃内での食物の消化を助けます。

    血圧上昇作用
     中枢神経を活性化する影響で血圧が上昇します。低血圧の人は、朝一杯のカフェイン飲料を飲むと血圧が上がり、目もしっかり覚めてきます。

■身近な飲料のカフェイン量

カフェイン含有量(各飲料100cc当たり)

玉 露150mg
紅茶50mg
コーヒー40mg
煎茶30mg
ウーロン茶20mg
番茶10mg
コーラ10mg

 

■カフェインの害

 成人の場合、1日300mg程度の摂取であれば、何ら身体に有害な影響を及ぼしませんが、500mg以上とると人によっては急性中毒症(神経過敏、興奮、睡眠障害、顔面紅潮、嘔吐などの胃腸症状等)を起こすこともあります。しかし、中毒症状は一過性で通常半日以内で回復します。

 中毒症状が出るか否かは、個人差が大きいですが、一般に30分以内にカフェインを500mg以上摂取すると、中毒症状が出やすいようです。500mg以上というと、コーヒーや紅茶なら10杯以上、緑茶なら15杯以上の摂取という計算になります。

 また、たとえ中毒が出るほどの量まで飲まない場合でも、妊娠中や授乳中の人は、小さな身体の胎児や赤ちゃんに高濃度のカフェインが流れ込むため、カフェイン飲料は控えめにしましょう。

 また、カフェインには胃酸の分泌を促進する働きがあるため、胃酸過多の人は、空腹時の摂取は控えましょう。

 カフェイン飲料の代表ともいえるコーヒー。このコーヒーは、とてもデリケートで酸化されやすい(劣化しやすい)という特徴があります。酸化したコーヒーは、胃にもたれやすいので、ご注意ください。

---2001.8.11 (c) 2001 by Mari Wakasugi ---

 

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