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[No.001:ドリンク剤の定番成分〜タウリン]


 ここぞという時や元気を出したい時などに飲むドリンク剤。かつては、おじさんの飲み物というイメージがありましたが、今では、コンビニでも買えるようになり、若者や女性でも手軽に飲めるようになりました。そして、ドリンク剤に欠かせない成分といえばタウリン。しかし、タウリンの名を知っている人は多いものの、その効用まで知る人は少ないのではないでしょうか。

■タウリンとは?

 タウリンは、人体で最も多いアミノ酸(タンパク質の構成成分)です。イオウを含むため含硫(がんりゅう)アミノ酸のグループに属します。体内のいろいろな所に存在し、最も多いのが心臓。次いで、骨格筋、卵巣、脳、子宮、肝臓、腎臓、肺の順で多く、ほとんどの臓器で確認されています。体重60kgの人で、約60gのタウリンが体内に蓄えられています。

■タウリンの働き

 あらゆるところに存在するということは、それだけ身体にとって重要な役割を担っている証拠。タウリンには次のように、たくさんの働きがあります。

▼1.コレステロールを減らす
 タウリンには、脂肪の消化や吸収を助ける胆汁酸の生成を活発にする働きがあります。また、脂肪の消化吸収援助という役目を終えた胆汁酸は、通常その20%が排泄され、残りは体内で再び使われますが、タウリンには、この胆汁酸の排泄を促し、排泄量を50%くらいに引き上げる作用もあります。
 このため、タウリンを十分にとっていると、胆汁酸は、どんどん新しく作りかえられます。胆汁酸はコレステロールを材料に作られるため、血液中や肝臓のコレステロールが少なくなり、動脈硬化や脂肪肝を予防することができます。また、コレステロール性の胆石の予防にもなります。

▼2.心臓の働きをよくする
 タウリンは心臓に最も多く存在し、心臓を正常に動かすのに欠かせない成分です。ジョギングやマラソンの時にタウリンを飲むと、心臓の負担が軽くなり楽に運動を持続することができます。

▼3.自律神経(交感神経&副交感神経)の働きを正常化する
 ストレス社会の昨今、神経細胞が興奮しやすくなり、交感神経が異常に働き、その結果、高血圧、重度の更年期障害、月経異常、イライラしてきれやすい、心身症などの様々な障害が出てきます。タウリンは交感神経の異常な興奮を沈め、これらの障害を予防します。

▼4.疲労物質乳酸の蓄積を抑える
 乳酸の蓄積が主な原因の筋肉痛や、肩こり、眠気を予防します。

▼5.目を正常に働かせる
 視力を正常化したり、損傷した角膜の修復を早める働きがあります。

【どんなものに多く含まれる?】

 タウリンは、ホタテ貝、かき、たこ、いか、鰹などの魚介類に豊富です。これらの食品はかつてコレステロールが非常に多いと言われていたものですが、最近、コレステロールの測定法が新しくなり、昔ほど多くないことがわかりました。また、タウリンにはコレステロール低下作用がありますので、動脈硬化の心配な方も安心です。

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 私はドリンク剤が大好きで、冷蔵庫にはいつもドリンク剤が常備されています。ドリンクの銘柄にはこだわりませんが、必ずタウリン入りのものを選びます。ちょっとでも体調が悪いと、目覚めに1本クイーと飲んでから、活動を始めます。すると、目がしっかりと覚め、今日も1日がんばるぞ、という気分になります。タウリンは、過剰摂取による副作用はないので、私のようにドリンクから摂取したり、サプリメントで摂取するのもいいですよ。

---2000.11.4 (c) 2000 by Mari Wakasugi ---

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