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エコロジー【ポストハーベスト、輸入農産物にご用心!】



輸入果物が日本にくるまで

 ポストハーベストといっても、どのように行われているのでしょうか?
 アメリカでは企業秘密にされていますが、市民団体やNGOの調査でその内容がわかってきています。アメリカで果物が収穫されてから、日本に来るまでのプロセスを紹介します。

【アメリカの果物が収穫されてから出荷されるまで】

プロセス リンゴ オレンジ レモン
1 収穫後すぐにTBZ(かび防止剤。日本では使用禁止。奇形を起こす疑いがある)をかけられる。 ブラッシングで汚れを落とす。 塩素入りの水で洗浄・殺菌。
2 貯蔵施設で出荷を待つ。(TBZを浴びると8ヶ月も貯蔵可能) 殺菌剤のシャワーを浴びる。(緑カビ防止-イマザリル、TBZ, 白カビ防止-OPPなど) アルカリ剤で洗浄・殺菌
3 貯蔵施設から出され、塩素入りの水でホコリを洗浄。 別の殺菌剤のシャワーを浴びる。 2,4-D(枯葉剤の主成分。発ガン性のあるホルモン剤。レモンが腐らないように、ヘタをグリーンに保つため)入りのワックスをスプレー。
4 再度TBZのスプレー。 熱風乾燥。 選別後、冷蔵倉庫に貯蔵。
5 いくつかの農薬をスプレー。 殺菌剤入りのワックスをスプレー。 出荷が決まれば、大きさや傷み具合で選別
6 ワックスをスプレー。(農薬を落ちにくくする) 選別(見た目の悪いものは加工用へ。皮からは果肉より数100倍の農薬が残留) アルカリ剤のスプレー殺菌
7 赤外線を浴び水分をとばす。(水分が減ると傷みにくくなる) 梱包・出荷 OPP(発ガン性がある)のシャワー
8 選別(形や見た目の悪いものはジュースやジャムなどの加工用へ)   TBZ(かび防止剤。催奇形性がある)をかけられる。
9 梱包・出荷   梱包・出荷

「ポストハーベスト農薬汚染」日本子孫基金


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