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[No.027 ニアウォーターの飲み過ぎにご用心]

 暑くなると飲み物の量が増える。昔、のどの乾きを抑えるには麦茶か水だった。しかし、それに代わるものが商品化され、店に行くとなにを買おうか迷ってしまうほど、多種多様な清涼飲料水が並ぶ。私はブレンド茶かミネラルウォーターなど無糖のものしか飲まないが、ほんのり甘さのついたものが最近は人気だ。「○の天然水」などのニアウォーターは、果汁とミネラルウォーターが入っていて、身体に悪くなさそう。スポーツドリンクなんてビタミンやミネラルが入っていて、これさえ飲んで入れば偏った食事でも健康になれるような気がしてしまう。

 しかし、原材料名や栄養価のデータを見ると、あまり効果がないのと、糖分が多いことがわかる。スポーツドリンクの代表格「ポカリスエット」にはビタミン類はゼロ、「アクエリアス」にはビタミンB6,B12が含まれているが肉体疲労回復に必要なB1は含まれていない。さらに、両者とも1本500mlには33gの糖分が入っている。コーヒーに入れるスティックシュガー(1袋3g)にすると11本分に相当する。

 ニアウォーターのなかでも「なっちゃん」「きりり」などの果汁入りは、特に糖分が多く、500mlを1本飲んだだけでカロリー換算すると、ご飯1杯食べたことになるという。ダイエットでせっかく食事制限をしていても、こんな飲み物を飲んでいては効果をあげようというほうが無理。飲みやすいため、暑い時期には10代や20代の4割の人が1日1本以上飲んでいるという。

 「カロリーオフ」とか「低カロリー」とうたわれているものは、ステビアやアスパルテーム、エリスリトールといった甘味料が使われている。これらの甘味料は人体に影響を及ぼすこともあるそうだ。

 企業ってほんとにすごい!と感心してしまった。少しずつ差別化し、いろんなうたい文句でアピールしながら新商品を生み出すのは、さすが大企業。でも「何本以上飲むと、太りますよ」という注意書きもほしいもの。表示をみても、カタカナが並んでいて、それだけで身体によさそうな気分にさせるところが、なんだか怪しい。とにかく、清涼飲料水はダイエット時はやめておいたほうがよさそうだ。夏は健康のためにもお茶にしましょう!

---2000.7.17 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

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