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[No.010 風邪のひき始めには]

 夜に毛布が必要な季節。ということは風邪に要注意の時期!風邪は誰でもひくからこそ、自分ならではの予防&対策方法をもっておいたほうがいい。妊娠初期に風邪薬を飲むと、奇形児が生まれる可能性が高くなると聞いてから、全くといっていいほど風邪薬を飲まなくなった。かわりに、あらゆる民間療法を試してみたが、これがけっこう効くのだ。

 風邪かなと気づくのは喉のイガイガ、クシャクシャ感。これにはなんといってもうがいが一番。まずは粗塩を入れたぬるま湯や紅茶で、ひどい時は、ウィスキーや焼酎でうがいをする。アルコールを水で薄めずにうがいをすると喉が焼けつくような感じがするだけに殺菌力は相当なもの。寝る前にやると翌朝ほとんど治っている。

 ゾクッと感じた時は、白ネギをめいっぱい入れたみそ汁を飲む。長ねぎには、カロチン、ビタミンCの他に硫化アリルが含まれているので、殺菌作用があり、糖質の代謝を促し、疲労を回復させたり、ビタミンB1の吸収や血行をよくしてくれる。硫化アリルは長く熱すると壊れるので、味噌汁には火を止めてから入れるのがコツ。もうひとつのお気に入りは、しょうが湯。すったしょうがにハチミツを入れ、お湯を注ぐだけ。喉を殺菌してくれるし、全身がポカポカ温まる。

 以前NYに行った時に教わったのは、100%オレンジジュース1リットルのガブ飲み(編注:大学の診療所では薬代わりに特大のマグを渡し、熱湯とオレンジジュースを半々で割って飲めるだけ飲んで寝てろ、と言います)。ビタミンCを一気にとれるからいいのだとか。背筋がゾクゾクしていたが、異国で寝込むわけにはいかないと気合いを入れて飲んだせいか、翌日にはすっきり目覚められた。サンフランシスコではクラムチャウダーをすすめられた(編注:ワーフのチャウダーは要注意)。

 国によってさまざまな風邪対策があるのを聞くだけでも楽しい。郷にいれば郷に従えというだけあって、その国その国でのやり方があるのだろう。

 市販の風邪薬は、鼻水、熱、頭痛など諸症状を抑えるように配合されているので、余計な薬までとることになってしまう。それよりは先人の知恵に学んで克服できるなら、ありがたいことだ。風邪と思ったら、自分なりの風邪対策で、今冬も乗り切りたいと思っている。

--- 99.12.1 (c) 1999 by Mica Okamoto ---

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