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オリゴ糖は、ブドウ糖や果糖といった分子が2〜10個ほど連なったもので、タマネギやゴボウ、きな粉などのたくさんの食品に含まれる糖の一種です。 甘みがありますが、人間の小腸にはオリゴ糖を分解する酵素を持っていないため、食べても消化、吸収されずそのまま大腸まで到達します。このようにオリゴ糖は難消化性なので、食べても血糖値を上げませんし、血中のインスリン濃度も変えません。オリゴ糖を摂っても太る心配はないため、ダイエットに最適の甘み成分です。
難消化性のオリゴ糖は、大腸でビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。
腸内細菌のバランスがよくなると、さまざまなメリットが現れます。 便秘の人の便は相当嫌な臭いがします。これは、ウェルシュ菌などの悪玉菌が便を腐敗させるために、硫黄などを含んだ臭いガスが発生するせいです。インドールやスカトールといった発ガンの促進物質と考えられるガスも腸内で発生します。 オリゴ糖はこれらの悪臭を解消します。ちなみに、オリゴ糖を一度にたくさん摂ると、お腹が張ったりおならが出やすくなることがありますが、これは善玉菌がオリゴ糖を分解するときに発生するガス。無臭の炭酸ガスなどなので、悪いものではありません。 オリゴ糖の醗酵が進むと、善玉菌が酢酸や乳酸を作り、腸内のpHが酸性に傾きます。これが刺激になり、腸のぜんどう運動がますます活発になり、便秘が改善され、腸内細菌バランスはさらによくなります。 食事をすると脂肪の吸収を高めるために胆嚢から胆汁酸が分泌されますが、悪玉菌は無毒の胆汁酸を、二次胆汁酸という大腸ガンの原因となる毒性の物質に変えてしまいます。オリゴ糖は、この二次胆汁酸の生産を抑え、大腸ガンになるリスクを減らします。
さらに、ミネラルの吸収を促進する効果もあるほか、免疫力を高める、アトピーを改善する、肝臓疾患を改善するなど、効果が続々と報告されています。
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