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気になる健康情報【生体リズム】


3.良質な眠りとは

 「十分に眠ったはずなのに疲れがとれない」「寝過ぎて眠い」という人はいませんか?それは体内時計のリズムを無視して眠ってしまった結果です。

 体内時計が刻むリズムに従って睡眠と覚醒を繰り返すのが本来の眠りです。しかし、いつも夜10時に寝る人が夜更かしして明け方4時に眠ると、サーカディアンリズムの上では、身体の状態がオンに移行する時間帯に眠ることになります。そうするとレム睡眠とノンレム睡眠の割合が違ってきます。具体的にいえば、深いノンレム睡眠の量が減り、レム睡眠の量が増えてしまうのです。

 【疲れをとるには深いノンレム睡眠が必要】

 深い眠りに到達したとき(ノンレム睡眠のステージ3、4の状態)、大脳の温度が下がり、完全に休息状態になり、疲労した神経が回復に向います。脳下垂体から成長ホルモンが分泌され、その働きによって身体の各細胞が修復、新生されているのです。

   つまり、心身の疲労を回復させるには、深いノンレム睡眠が必要不可欠なのです。レム睡眠は、ノンレム睡眠で一旦冷えた体温と脳の温度を上昇させ、大脳を再始動させて覚醒状態に近づける、いわば眠りと覚醒のパイプの役目を果たします。レム睡眠なしでは、睡眠中身体がどんどん冷え、スムーズな覚醒もできません。熟睡中にたたき起こされたときの不快感はその結果です。

 質のいい睡眠とは、深いノンレム睡眠をとり、覚醒状態に近いレム睡眠時に起床すること。そうすれば、疲れがとれてスッキリした状態で目覚めることができます。レム睡眠とノンレム睡眠の1セットを90〜120分とすれば、深いノンレム睡眠がとれる3サイクル分は眠ることです。無駄に長く眠るとレム睡眠の量が増え、脳も身体も余計に疲れることになります。

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