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高血圧になるのは、塩分の摂りすぎが原因といわれています。そのため塩は、悪者扱いされています。 その発端は、1953年米国の研究者メーネリーが行った動物実験で、ネズミに1日20〜30gという大量の食塩を与えると10匹中4匹が高血圧になった実験です。そして、食塩の摂取量が多い地域に高血圧が多いという調査結果もあります。 しかし、その後の実験で、食塩摂取量が多くても、高血圧にならない場合もあることがわかり、食塩に対する感受性に個体差があることがわかってきました。さらに、最近の研究では、食塩のナトリウムよりも塩素のほうが悪いという説が有力になりつつあります。 また、カリウム、カルシウム、マグネシウムは、血圧を下げる作用があり、食塩以外の栄養素も関係があることがわかってきました。 減塩だけで高血圧が改善する人はわずか2〜3%というデータもあります。そのうえ、高血圧の原因は、まだ究明されておらず、高血圧の80〜90%をしめる「本態性高血圧」は医学的に原因がつかめないという意味で、遺伝、肥満、運動不足、飲酒、ストレス、過労、人種など、複雑にからみあって起こると見られています。
参考:日経ヘルス 99.5 |
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