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群発頭痛は、片頭痛、緊張性頭痛と並ぶ慢性頭痛の一種ですが、一般にはその名前さえもほとんど知られておらず、専門ではない医師にさえも知られていないことが多いそうです。 三叉神経痛と同じくらいの激痛であるにも関わらず、脳外科、眼科、歯科などを回っても、正確な診断がされずに苦労する人も多いそうです。 ■群発頭痛の症状 1〜2年のうちに1、2回、決まった時期に、一定の期間(2〜3週間)起こります。 たいていは、片方の目の奥に眼球をえぐるような激しい痛みが、1日1,2回、45分〜1時間ほど続きますが、約半数の人は、1日1回で、1回の発作の長さは、10分〜3時間くらいと幅があります。痛む目からは、涙が出たり、目が充血したり、鼻からは鼻汁、鼻づまりなどが起こります。毎日ほぼ同じ時刻に起こるのがこの頭痛の特徴で、夜中や明け方に起こる人が多いといわれます。発作期間以外には全く痛みはありません。 くも膜下出血と間違われるほど激しい痛みで、救急車で運ばれることもありますが、検査しても異常が見つからずに原因不明とされることも多いようです。 ■起こるメカニズム
まだはっきりとした定説はありません。 ■群発頭痛を起こすタイプ
20〜50代の背の高い男性に多く、女性の4〜7倍ともいわれています。 ■群発頭痛を起こす誘因 発作期には少量のアルコールでも必ず頭痛が起こります。緊張から解放されたり、飲酒やヒスタミンなど血管を拡張させる作用のあるもので誘発されます。ただし、発作期間ではないときには、お酒を飲んでも大丈夫。 また、睡眠とも関連しているのも、この頭痛の特徴です。寝入って1〜2時間後の夜間に起こる場合もあります。 ■治療薬 片頭痛と同様に、血管の拡張や炎症を抑え痛みを緩和する、エルゴタミン系の薬がよく使用されます。ただし、痛みが起きる前に飲まないと効果がありません。 「スマトリプタン(商品名:イミグラン)」は海外では錠剤、点鼻薬、注射薬などで認可されていますが、日本では注射薬が使用できるようになりました。片頭痛にも使用されますが、注射すると約10〜20分で効果が現れるため、群発頭痛にも有効で、8割の人に効果があったという報告もあります。 痛みが起きてしまったときは、病院で純酸素(100%)の吸入を15分行うことが有効とされています。(薬局に売っている携帯型は効きません) ■セルフケア
頭痛発作期にはアルコールは控えましょう。痛みの発作前にエルゴタミン系薬を飲み、夜中に痛みが起こる人は寝る前に薬を飲みましょう。
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