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気になる健康情報【旬の食べ物:7月〜枝豆】


 暑さも本格的になってきました。こんな時は、冷たいビールをぐいと飲んで暑さをふきとばしたい気分になります。この時期のビールのおつまみといえば枝豆です。

【枝豆とは?】

 マメ科ダイズ属の植物で、枝豆専用の大豆の若い種実を食用としたもの。
 ビタミンやミネラルが豊富で低カロリーのため、豆類というよりは、野菜の仲間に入ります。

 さやがふっくらとしていて色鮮やかなものが新鮮。また、枝付きのものは、枝や葉が生き生きしていて、さやが密生しているものが良質です。

【枝豆の栄養】

 成熟した大豆には含まれていないビタミンCを豊富に含みます。ビタミンCは、アルコールの分解途中でできる二日酔いの原因物質アセトアルデヒドの分解を促進する働きがあります。このため、枝豆をおつまみにアルコールを飲むと二日酔いしづらくなります。

 ビタミンB1も豊富です。夏は、冷たいジュースやアイス、口当たりのいい麺類などの糖質をとる機会が増えます。ビタミンB1は糖質を分解する時に大量に使われますし、汗と一緒に体外へ出されることが多いビタミンです。このため、ビタミンB1は夏場にとくに不足しやすいと言われています。

 ビタミンB1は疲労回復効果があり、夏にばててしまうのは、このビタミンB1不足が原因のひとつといわれています。このため、枝豆を食べていれば、夏バテも防止できるわけです。

 大豆に豊富なサポニンやイソフラボノイドも含みます。サポニンは、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、イソフラボノイドには、活性酸素を除去し、癌、老化、シミ、そばかす等を予防する働きがあります。

【枝豆の効果的な食べ方】

 枝豆の味を存分に楽しめる塩ゆでが、一番美味です。そのためにはゆで方がポイントとなります。

 まず、塩をつけてさやの毛がなくなるくらいよく洗い、たっぷりの塩湯でゆでます。湯量が少ないと、枝豆を湯の中に入れたとたんに温度が下がり、なかなかゆであがらず、煮豆のようになり味がおちます。

 ゆであがったら、すぐざるに移し好みの量の塩をかけ、うちわであおいだり、氷水にさっと通して冷まします。できるだけ早く冷やして、余熱でゆですぎになったり色が悪くならないようにすると、美しくおいしく仕上がります。

 今夜のビールのおつまみは、もう枝豆に決まりですね。二日酔いになりにくく、夏ばてやシミにも効果を発揮するので、一石二鳥ですよ。

---2002.7.15 (c) Mari Wakasugi ---


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