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【早起きのダイエット効果】


 「ダイエットのために食事制限するのは当然」と考え、朝食や昼食を抜いてしまう人は少なくありません。その理由として、朝食抜きの人は、起床時間が遅いことがあげられます。起床時間が遅く、昼頃に1日の最初の食事をとり、夕食はきちんと食べ、そして、夜遅くまで起きているので夜食もとってしまう。1日としては三食食べているのだから別に構わないだろう・・と思うでしょうが、これはダイエットにとっては、多くのデメリットがあります。

 人がエネルギーを消費する方法の1つに、「食事誘導性熱産生(DIT=Diet Induced Thermogenesis)」があります。これは、食事した際の消化・吸収に伴って熱を発散するときに消費されるエネルギーのことです。食事をすると身体が温まったり、汗をかいたりするのは、エネルギーが消費され、熱を発しているのです。

 このDITは、1日の時間帯のうちでも違いがあります。最も多いのは午前中で、午後からだんだん少なくなり、夜中には最も低くなります。

 つまり1日の間に同じ食事をしていても、早起きをして午前中にしっかり食べ夜食を食べない人と、朝食抜きで夜食を食べる人では、前者の方がダイエットしやすいことになります。食事制限や運動をしていても遅く起きて夜食を食べていては、ダイエット効果も期待できません。

 朝早起きをしている人は、朝食を多めにとったり間食をしても、DITの作用で1日のうちにエネルギーが消費されることが多いのです。逆に起床時間が遅い人は痩せるチャンスを逃していることになります。

 また、早起きをすれば自律神経が整い、交感神経と副交感神経のスイッチや体内時計の働きを正常にする効果もあります。交感神経の働きが活発になるとDITもアップするというメリットもあります。

 早起きをして朝食をとり昼、夕食をしっかり食べ、夜食などは食べないほうが太りにくい体質になるといえます。ダイエットについても、「早起きは三文の得」といえるでしょう。

---2003.9.11 (c) Mica Okamoto ---


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