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【ヒップや太もも太りの原因「セルライト」】


 女性が最もやせたい場所というと太ももやヒップなどの下半身。この部分が脂肪がつきやすくやせにくい原因は、セルライトのせいだといわれています。

 セルライトとは、太って大きくなった脂肪細胞の周囲に、血行不良が原因で、水分や老廃物がたまってできるブヨブヨした塊のこと。太った中年女性のお尻や太股のデコボコを思い浮かべるといいでしょう。

 実はこのデコボコは、脂肪細胞の一部が突発的に局所肥満をしたもの。なぜ突発的に一部の脂肪だけが大きくなるのかは、わかっていませんが、過剰に分泌された女性ホルモンや活性酸素が原因ではないかといわれています。

 脂肪細胞が巨大化すると、その細胞の細かい血管が細胞の周囲を回りきれなくなったり、切れてしまったりして、血行が悪くなり、古いリンパ液などの老廃物や水分がたまってむくんでしまうのです。

 このデコボコは、妊娠線や肉割れと混同しやすいですが、全く別のもの。脂肪は太っている人に多いですが、セルライトは肥満度に関係なく、やせている人にも多い場合があります。また、白人女性特有のものと思いがちですが、日本人は欧米人に比べて皮下組織の上の真皮が厚いので目立たないだけ。

 やっかいなのは、普通の脂肪と違って、ダイエットではなくならないこと。それに、できてしまったセルライトは数を少なくすることができません。しかしできないように予防することと、できたものを小さくして目立たなくすることは可能です。

 ポイントは2つ。まず、女性ホルモンのバランスを整えること。ストレスを上手に発散し、運動などで健康な身体づくりを心がけ、ホルモンバランスがくずれないようにしましょう。もう1つは、新陳代謝をよくすること。きついガードルなど締め付けるものは避け、冷房などからくる冷えにも注意。入浴やマッサージで、新陳代謝をよくしましょう。

 また、セルライトを小さくする「セラシーン」というサプリメントもあります。94年にイタリアで発売され、現在は世界25カ国で販売中。イタリアやフランスでの臨床実験では、その有効性が確認されています。「セラシーン」に含まれるヒバマタという海藻が新陳代謝を高め、ブドウ種子やイチョウ葉が血行を促進し、むくみを抑え、γリノレイン酸を含む月見草油と魚油、大豆レシチンが脂肪の蓄積を抑えるというものです。

 これから冷えやむくみが心配になる季節。新陳代謝をよくして、セルライト をつくらないように努力しましょう。

---2000.11.24 (c) Mica Okamoto ---


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