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エステCMの影響やアイドルの低年齢化とともに、最近は小学生までダイエットするようになってきました。小学生の高学年で40kg以上にならないように、給食を抜いたり、おやつを減らしたり・・・親がダイエットしているからと親子一緒に減量している子もいるそうです。また、ダイエットがきっかけで小学生で拒食症になる子もいます。 学校保健会が、全国十都県6595人を対象に調査したところ、男子に比べて、女子の「やせたい願望」は高く、中学生の84%、高校生の90%、小学生高学年でも半数がやせたいと思っていることがわかりました。 実際にダイエットを経験したことがあるのは、女子高校生で47.9%、女子中学生で29.9%、男子高校生は14.4%、男子中学生は9.4%もありました。
日本学校保健会平成10年度調べ
調査の結果、体を壊すほどのダイエットをする子は少ないけれど、生理が一時的に止まるようなケースはたくさん見られたそうです。 女子の場合、成長期にダイエットをすることで栄養不足になり、脂肪が急激に減ると、女性ホルモンが分泌できず、卵巣の機能が十分に発達できなくなり、生理不順や無月経症になる恐れがあります。生理が順調にないということは、女性ホルモンがきちんと分泌されないということで、20歳前後という年齢で、イライラや記憶力低下などの更年期に似た症状も現れることもあります。 また、血中の女性ホルモンが十分でないと、骨の量も減ってしまいます。ダイエットで生理不順になった20歳前後の女性の骨密度を測ったら、通常の3分の2しかなかったという報告もあります。骨が成長する時期にダイエットをすると、骨が育たたないままの状態に。そうなると、どんな治療をしても、それ以降、骨量を増やすことはできず、若くして骨粗鬆症になる可能性があります。 また、卵巣が発達しないと、自然に排卵できなくなり、不妊症になってしまう恐れも。さらに、初潮前にダイエットを行うと、弊害がもっと強く出る可能性があります。 子ども時代のダイエットのせいで、女性としての体の機能を手に入れられないなんて、代償が大きすぎます。小・中・高校生の時代は一生の体をつくる上でとても大事な時期。子ども時代は、たくさん食事をして十分に運動して、健康な体をつくり、20歳過ぎてから、女性としての美しさを追求してほしいと思います。
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