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目をパチパチしたり、肩をカクカクさせたり、急にジャンプしたり、突然奇声をあげたり・・・・ 最近の研究で、「チック」は心の病気ではなく、脳の病気であることがわかってきました。大脳の基底核と呼ばれる脳の運動を調節する部分の働きに不具合があると考えられています。遺伝も関わっているとされていますが、まだ完全に解明されてはいません。 チックのなかでもトゥレット症候群は重症とされ、自分の意志とは無関係に、目ばたき、顔しかめ、首振り、ジャンプなど突然繰り返して起こる体の運動の「運動チック」と、のどや鼻を鳴らしたり、甲高い声を出す、他人の言葉尻を繰り返すなどの「音声チック」の2タイプがあります。 6〜8歳くらいで最も多く見られ、1年以上続き、女子よりも男子のほうが3〜4倍多いといわれます。 米国では1000人に1人がこの症候群に悩むといわれ、72年に患者家族たちのための協会ができ、今では全米54の支部があります。研究への助成を行って病気の解明に力をそそぐとともに、患者の支援や市民への啓発活動が行っています。その結果、社会的にも認められるようになり、この症候群がその人の個性として受け入れられています。 しかし、日本ではまだトゥレット症候群という病気がほとんど知られておらず、医療機関でもきちんとした診断が受けられず、治療も受けられない人もたくさんいます。地域でも肩身の狭い思いをしながら、暮らしている人が多いのが現状です。 もし我が子にそんな症状が起こったら、早めに診断と治療を始めること、そして、彼らにとって暮らしやすい環境を整えることが大切です。子どもの場合は、小児精神神経科、または、児童精神科で診てもらうといいでしょう。 ▼日本トゥレット(チック)症候群のページ ■ 【Child】トップページ■ |
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