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子どもの健康情報【妊婦の喫煙は赤ちゃんの発育に影響】


 タバコを吸うことで、肺ガンや心臓病の原因になったり、喘息や他のガンなどにも影響を及ぼすなど、さまざまな害があることがわかっています。

 にもかかわらず、年々、女性の喫煙者は増える一方で、特に若い女性は急増しています。  厚生労働省が10年に1度行っている乳幼児身体発育調査報告書で、喫煙妊婦が10年で倍増していること、そして、妊娠中の喫煙が生まれてくる赤ちゃんの体重や身長に大きく影響していることがわかりました。

 就学前の子どもを持つ母親1万4115人を対象に調査した結果、喫煙していた母親は、90年は5.6%だったのが、2000年には10.0%に。法律で喫煙が認められていない15〜19歳の母親の喫煙率は34.2%で年齢別では最高でした。若い女性はこれからを妊娠・出産を経験する場合が多く、子どもへの影響が心配されます。

 1日に吸うタバコの本数が増えれば増えるほど、生まれてくる赤ちゃんの体重は軽く、身長は小さくなることもわかりました。

 タバコを吸わない母親から生まれた男児の出生時の平均体重は3.10kg、身長は49.3cm、1日11本以上の喫煙者だと、体重2.97kg、身長48.4cmでした。

 妊娠中の喫煙は、ニコチンによって胎盤の血管が収縮し、胎児が酸素不足、栄養不足になるため、早産や低体重児、また先天性異常の子が生まれる確率が高くなります。

 せっかく妊娠したのにタバコのせいで赤ちゃんに異常が現れたらどうするのでしょうか。赤ちゃんの健康を考えれば、喫煙者は妊娠中だけでも禁煙するべきだと思います。

 また、喫煙者自身が吸う「主流煙」よりも、タバコの火のついた部分から立ち上る「副流煙」のほうが主流煙よりニコチンやタールの量が3倍、一酸化炭素に至っては5倍も多いと言われており、家族や周囲の人たちの喫煙による副流煙を吸ってしまう子どもの「受動喫煙」の害も心配されています。

 子どもの健康のことを考えて、できるだけ子どものそばでの喫煙はやめてほしいものです。本人の健康も考えれば禁煙するのがベストだと思うのですが・・・


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