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[No.36:冬のシワ対策]


 空気が乾燥する冬は、肌のシワが増える時期。肌のかさつきやシワの原因は水分や皮脂の不足です。気温が低くなると、皮脂量が減ります。暖房や乾燥した風で皮膚の水分を奪うと、肌の乾燥を進めてしまいます。もともと、年齢とともに肌の水分量は減っていき、水分保持力も低下するので、年々、肌の乾燥が気になるという人は多いはずです。

 まず、重要なのは室内の環境に気を配り、部屋の湿度をあげること。湿度が60%を割ると、肌の水分の蒸発が進むので、加湿器などで部屋の湿度を60%以上に保ちましょう。

 肌表面の水分が失われて角質層に細かいひびが入り、そこからできる小ジワは風呂上がりには消えていることがほとんど。小ジワの原因は乾燥なので、お風呂で保湿されれば目立たなくなります。つまり小ジワには保湿化粧品でしっかりスキンケアをすれば消せるのことがほとんどです。

 小ジワ対策には、セラミド、乳酸や尿素、ヒアルロン酸などの保湿成分が入った化粧品を使って、肌の潤いを保ちましょう。最近は、これらの保湿成分をナノメーター(10億分の1)レベルの超微粒子にして浸透しやすくしたものも出ています。また保湿用マスクは固くなった角質を柔らかくして、水分や有効成分を浸透させるため、いざというときにおすすめ。ただし、連日使うと、肌のバリア機能を狂わせる可能性があるので注意しましょう。

 風呂上がりでも残るのが深ジワ。これは、紫外線の影響で、肌の真皮にあるコラーゲンとエラスチンという線維が壊れてしまってできたもの。40代を過ぎると、紫外線によって日常的にコラーゲンを壊す酵素が作られてることがわかっているため、紫外線にさらされる顔のシワは深刻です。

 シワ対策として有名なのがレチノールやより強力なレチノイン酸。ロレアル社の研究によると、レチノールは肌の奥まで届いてコラーゲンやエラスチンを修復し、真皮を厚くすることがわかっています。レチノールは日光で分解されやすいので、夜のケアが主体ですが、朝も夜も使えるシワ対策成分として、レチノールにビタミンC誘導体をプラスしたものなどもあります。

 シワ対策成分ばかりに目がいってしまいますが、肌を守る基本となる、毎日の洗顔と手入れも重要です。顔を洗ったりふいたりするときにゴシゴシと力を入れると、乾燥してはがれかけた角質に追い打ちをかけることになります。洗顔料は泡立てて優しく洗い、化粧水、乳液、保湿クリームは、入浴や洗顔後の肌が潤っている5分以内につけましょう。

---2004.1.16 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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