I'm fine ! といつでも言える暮らしのために役立つ情報がいっぱいです。
Home Health Supplement Child Diet Beauty  
Beautyトップ>[Skincare]>No.30  
 
 

   

[No.30:ビタミンCは肌に塗るほうが効果的 ]


 夏も終わりに近づき、紫外線で傷んだ肌の念入りな手入れが必要な時期になりました。紫外線でできた日焼けはもちろん、シミ、シワ、乾燥による肌荒れなどに対して今から適切なケアをして、秋にはせめて元の肌にはもどしたいものです。

 美白といえば、まず頭に浮かぶのはビタミンCを摂ること。ビタミンCを含むものをたくさん食べたり、サプリメントで摂ると、美白効果を期待できます。でも、口から摂取すると全身に行き渡り、体内の他の場所でも使われ、肌への効果はほんの一部になってしまうので、効率はあまりよくありません。

 肌への効果を期待するには、直接塗るのが一番。肌から浸透したビタミンCが肌に集中的に効果をもたらします。ただし、純粋なビタミンCは、皮膚表面の角質を透過しづらいため、リン酸などを結合させた「ビタミンC誘導体」の形にしたり、別の成分を配合して角質層への透過性をあげたものを使うのがおすすめです。

 ビタミンC誘導体は壊れにくく肌への浸透性が高いので、角質層の奥まで浸透し、そこで元のビタミンCにもどり、メラニンを合成する細胞に働きかけて、メラニンの合成をブロックします。純粋なビタミンCを肌に塗ると、空気中の酸素で酸化されどんどん壊れていくため、効果は期待できません。

 ビタミンCを塗ると、美白効果だけでなく、シワやくすみも解消し、肌の老化を防ぎます。そのほかにも、毛穴の引き締め、ニキビ治療にも効果をあげることがわかり、皮膚科の医師も高濃度の誘導体型ビタミンCを使う人が増えてきたそうです。

---2000.8.26 (c) Mica Okamoto ---

 

 

Beautyトップページ