[No.21: 日焼けしても美白剤でシミをやっつける]
どんなにサンスクリーンを塗っていても、外で活動すれば日焼けは免れません。これからの季節、ほとんど目立たなかったシミがいつのまに濃くなってしまった、なんてこともあることでしょう。
そんなときに使うと効果があるのが「薬用美白化粧品」。医薬部外品ですが、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ効果が認められた成分が入っています。美白化粧品の成分はさまざまですが、大きく2つのタイプがあります。
1つはメラニンを作り出すメラノサイトで、メラニン色素の原料であるチロシンをメラニン色素に変えるチロシナーゼ酵素を抑えて、シミや色素沈着を薄くする成分です。
そのなかでも、コウジ酸は美白用医薬部外品の審査が厳しくなってから最も早く認められたもの。他にルシノール、エラグ酸、アルブチンなどがあります。米国ではシミ治療薬として認められたハイドロキノンという薬がありますが、ルシノールやエラグ酸は濃度をあげると、ハイドロキノンと同じくらいの効果を発揮するといわれています。が、日本では医薬部外品なので、濃くできないのが現状です。
このタイプは紫外線にあたったら、すぐに使い始めるのがポイント。早ければ早いほど効果は出るといい、夜のお手入れにもかかさず使うのがベスト。また、サンスクリーンと混ぜて使えばシミ予防にも効果を発揮するとか。
美白剤を上手に使ってシミを退治したいですね。美白化粧品のもう1つのタイプである保湿成分は、No.22を参考にしてください。
---2000.6.3 (c) Mica Okamoto ---
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