NYは最近暖かくなったり寒くなったり、安定しない天気が続いているものの、今年は暖冬で春の訪れも早いとのこと。大学生が春休みに入ったこともあり、観光客を含め、早くも春物ショッピングを楽しむ人々で街はとても賑わっています。

　そこで今回はこの春注目の新商品コスメご紹介。
　化粧品市場で最近目立つ動きといえば、ファッションブランドコスメの多さ。昨年は、プラダにアルマーニとビッグヨーロピアンブランドが化粧品業界に進出しています。どちらもステイタスのあるラグジュアリーなブランドだけに、大変注目されたのは記憶に新しいところです。

　スキンケアからスタートしたプラダは、この春カラー・コスメティックの第一弾、シールディング・バーム SPF15を発売。既存の透明リップバームSPF15の紫外線防止効果や乾燥から守る機能にカラーを加えたもので、カラーは５色。各38ドルと相変わらず値段も最高級です。

　また高級ブランドに対抗し、大衆ブランドであるバナナ・リパブリックも、バス＆ボディやフレグランスに加え、カラー・コスメティックがデビュー。この春初めてリップとネールポリッシュをそれぞれ５色展開でスタートします。

　そして、どのアパレルブランドも最も力を入れるアイテムといえばフレグランス。
　多くの場合、化粧品会社とライセンス契約を結び、膨大な広告費を投入。店頭ではサンプリングを行うなど、とてもアグレッシブなキャンペーンを展開します。

　2001年の秋は、ラルフ・ローレンの『グラマラス』やマーク・ジェイコブスの『ガーデニア』がメディアにもたくさん登場していましたが、現在の注目アイテムは、２月14日のバレンタインに発売されたヴェラ・ウォンの香水。

　彼女はセレブリティのフォーマルドレスを手掛けたり、また多くのアメリカ人女性が憧れるウエディングドレスのデザイナーとして有名な存在。このフローラル系のフレグランスは他のブランドに比べ、フィアンセへのギフトとして購入する男性が多いといわれています。

　NYでもファンの多いコムデギャルソンからこの春発売になるのは『コムデギャルソン３』。ユニークなパッケージに個性的な香りをクリエイトするブランドだけに、どんな仕上がりになっているのか楽しみ。私も早速ショッピングに出かけようと思います。