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アメリカンな健康オタク、現地レポート
[No.003 サプリメントの以外な落とし穴とは?]

 日本でも、ビタミン剤やサプリメントを摂取する人が増え、それと比例するかのように、その種類が増えつつあると聞く。良いことである。日頃の食事だけで1日の必要栄養素を完璧に摂るのは難しい。

 日本食はヘルシーだという人もいるが、寿司屋に行ってお寿司とビールだけでは完全な食事といえないだろうし、トンカツ屋でビタミンCを十分に摂ろうと思えば、それこそ最低半時間くらい付け合わせのキャベツを食べ続けなければならないだろう。

 ちなみに、私の場合食べても食べてもすぐお腹が減るので、ちょっと日本語の分かるアメリカ人の友達に、「日本食は”減るしー?”」などと冗談半分で言われたこともある。この時ばかりは、関西人の私も「あっぱれ」と口に出してしまい、痛いところを突かれたと思った。

 ただ、サプリメントやビタミン剤を買って飲むにあたって、気をつけなければならないこともある。栄養補助食品と呼ばれるものは、決して食事にはなり得ないということである。私の友人のS嬢はビタミン剤を毎日摂取しているのに体調が一向に良くならないと言ってきた。そこで、私が毎日何を食べているのかと聞いたところ、パンとかパスタばかり食べていて野菜や果物はあまり口にしていないようであった。

 当たり前のことを言っているだけに過ぎないのだが、笑ってもいられない。
以前SF映画で見たワンシーンのようにタブレットだけ口にしていれば安心....という時代はまだ遠いのである。また、食事というイベントの重要さを忘れてはならない。家族や友人と楽しく語らいながら食べることで、栄養も身体に吸収されやすくなるのだ。

 こちらのドクターもサプリメントを摂るようにすすめてくることは多い。しかし、同時にこうも言うのが常である。

「できるだけ、三食の食事で野菜とたんぱく質と穀類をバランス良くとりなさい。野菜はなるだけたくさんの種類を食べるように。そうすれば健康な身体がつくれますよ」

--- 99.7.23 (c) 1999 by Yoshiko Ihda ---

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